MyForrest ゼロヨンイチロクの旅
ゼロヨンイチロクの旅

ゼロヨンイチロク
ゼロヨンイチロク
清水 マリコ

清水マリコさんの新刊ゼロヨンイチロク、その舞台が電車で20分くらいのところということで夏休み最後にちょっと行ってきました。
写真をいっぱい撮ってきたので現像が終わったら詳しくアップしたいと思います。ただカメラが慣れないマニュアル(もらい物ロシア製)だったのでちゃんと写ってるかどうか・・・
飛行機あり、天文あり、武蔵野あり、おそばあり、新撰組もちょこっと、最後には温泉行っちゃったよ?というかんじのすばらしい体験でした。
小説の舞台を身近に感じるというのももちろん、それが無くてもオススメのコース。
それどころかデートOK(健脚向け)。
健脚デートってなに?

国立天文台大赤道儀室
画像はクライマックスの例の望遠鏡。暗かったのでケータイで撮ったらぼけぼけでしたけど


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K山公園 ゼロヨンイチロクの旅1

後書きで清水マリコさん自身が触れられているように、ゼロヨンイチロクの舞台は実在の町です。
飛行場やおそばの有名なお寺、天文台と言った辺りで東京近郊の方ならピンときた人も多いと思います。
そうでない方もこの地図を見ればおわかりになるでしょうか?
お話は学校を除いて三鷹市、調布市主な舞台です。

最初に訪れたのは美緒とめぐみが最初に待ち合わせたK山公園です。

JR武蔵境から西武多摩川線に乗り換え。単線です。電車の色もいかにも西武線らしいまっきいろ。二駅目の多磨駅で降ります。
当然改札は手動、となりのホームへ行くには線路を歩いてわたるなつかしい感じの駅。ここのすぐ隣は多磨霊園で、案内板を見ると有名人のお墓もいっぱいある様子。お墓フェチなら行ってみてもいいかも。
改札を出たら駅の反対側から東へ真っすぐ。
外語大を右手に見て5分ほど進むと、ちょうど正面に飛行機が降りて行くのが見えた!そう、ここがK山公園こと武蔵野の森公園です。Kちゃうやん、丘じゃないじゃん。
公園は非常に明るくきれいです。劇中でも描かれていたようにまだ整備中でところどころ立ち入り禁止になっています。

くねった道を上って行く丘は「ふるさとの丘」といって全国の各都道府県から集められた石が埋め込まれています。微妙に頭悪そうな感じです。丘と言ってもそんなに高くありません。

丘とその向こうに見える調布飛行場。
ふるさとの丘

丘の向こうはすぐフェンスを挟んで調布飛行場。見ている間にも結構セスナみたいな小さい飛行機が次々離着陸して行きます。それを丘を越えたところにある自然石のベンチにすわってぼんやりと見ていました。ちょっと暑かったけど。


「この道は、まるで滑走路」夜空に続く、とはユーミンの歌にもありましたが公園の前のこの道路はほんとに真っすぐ。

滑走路

地図を見ていただければ分かると思いますが、武蔵野の森公園から南へ味の素スタジアムまで直線で続いています。
訪れた時は昼で車も時折通っていましたが、夜になって街灯がついたら本当に滑走路みたいに見えるかも知れませんね。

つづく

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武蔵野 ゼロヨンイチロクの旅 2
私の好きな文章の一つに国木田独歩の「武蔵野」というのがあります。
国木田独歩の時代ですら「武蔵野はまだ残っているのか」といわれるくらいですから現代では言わずもがなですが、このあたりはまだその面影が残るところがぽつぽつあります。
今回は直接物語に関係するところはあまり無いのですが、このあたりの都会と自然の混じった雰囲気はゼロヨンイチロクの世界に欠かせない要素かな、と思います。

武蔵野の森公園の北から道沿いに東へと行くと途中野川公園入り口近くに近藤勇生家跡がありました。お墓もこの近くにあるようです。
あまり新撰組には興味なかったので、へーと思いながら通り過ぎましたけど。

そこからまたしばらく東へ行き、水車通りという道を南に行きます。水車通りという名の通り野川沿いに古い水車小屋があります。
野川は今時珍しく護岸がコンクリートで固められておらず、また対岸の自然が残る景色(案内板によると水田やワサビ田!もあるみたいです)とあいまって江戸時代の景色を見ているみたい。野川にはカモがのんきに泳いでいました。
水車小屋 野川
水車小屋と野川。クリックで大きな画像が出ます。

水車小屋近くの飛橋を渡りまた東へ。長い階段の途中にはホタルとその幼虫のえさになるカワニナの養殖池がありました。夏ももっと早い時期ならホタル見られるかな?
階段を上った先から飛行場方面を眺める景色はなかなかです。
この日は雲がかかっていましたが、天気さえよければ富士山も見えそうです。あー、暑い。
上って正面の武蔵野の面影残す林を左に迂回して中学校のわきを通り畑やらが残っている辺りを進んで行くと、途中のお宅ではお昼に庭先でバーベキューをしていました。漂う香りにおなかが気になりながらもまだまだ続く。

次は天文台だよ。
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F天文台 ゼロヨンイチロクの旅3
しばらく行くと右手にずっととづいていた雑木林を囲むフェンスが途切れ、入り口が現れました。
「国立天文台三鷹キャンパス 通用門」などと書いてあります。どうやらこの大きな雑木林は国立天文台の敷地だったようです。
そう、ここがゼロヨンイチロクのクライマックスの舞台、F天文台こと国立天文台です。ただしこの通用門は石の門柱もなくてただの金網フェンスでしたけど。
通用門のところには簡単な地図が掲げてあって、見学者は正門付近の受付で受付をするように書いてあります。正門は通用門のちょうど反対側にあるようです。

天文台並木中は広い敷地の中にまばらに建物が有り、それ以外は雑木林で囲まれています。なぜかどう見ても農家の納屋みたいな古い木造の建物もありました。

天文台という言葉から受けるイメージとはちょっと違って、郊外の小規模な大学と言った感じ。
中を横断する並木道では学生さんみたいな人がジョギングしていたり、その向こうの運動場で運動している人がいたり。


受付で名前と入場時刻を書いて、守衛のおじさんにパンフレットと見学者を示す服に張り付けるワッペン状のシールをもらいます。
パンフレットには見学のルートが書いてあって、それ以外のところは研究施設だから立ち入らないように書いてあります。
・・・通用門からずっと歩いてきた道は禁止区域だったみたい。外回って正門から入らなきゃいけなかったのかな?なんかうさん臭そうな目でこっちを見てる人がいるなあ、とはおもってたんだけど。
まあ、何も言われなかったから問題ないない。

見学者に一般開放しているのは限られた部分だけで、第一赤道儀室、展示室、大赤道儀室、アインシュタイン塔。
第一赤道儀室はこじんまりとしたドーム型。かなり歴史のあるもので太陽の観測などに使用したようです。
展示室は最新の観測技術などに関するパネル展示。ここがすばらしいのはなんといってもクーラーが効いていること!うひゃー涼しい、生き返る〜
大赤道儀室外観
ゼロヨンイチロク的に押さえておくべきは大赤道儀室とアインシュタイン塔の方。
大赤道儀室には国内最大級の望遠鏡があります
入るとまずその威容に圧倒されます。
また天井のドームはなんと木製。
薄暗くまた実用施設独特の雰囲気もあって、外界の日常と切り離された、時間の流れが変わったような気分になります。

夏休みということもあって学生らしいお兄さんが見学者に案内してくれるのですが、私があんまり「ぼへー」と口を開けて見入っているので、どうしたものか困っている御様子。
それでも、この木のドームは当時の日本では作れなかったので望遠鏡と同じメーカーのカールツァイスが作ったとか、この望遠鏡から富士山の山小屋の窓を覗くと中の人のお昼がカレーかめん類か見えるんだぞとかいろいろ話してくれました。
また、望遠鏡が長すぎて傾けると覗き口(接眼レンズ)の高さが変わってしまうので、それに併せて床が上下に上げ下げできるようになってるとか。
ゼロヨンイチロクのなかでもそのイメージ使われてましたね、床が動くの。
大赤道儀望遠鏡

ドームの方ももちろん動きます。赤道儀というのは地球の自転に合わせて動くことで一つの星を追いかけられるもののことらしいです。
この辺りは床下(展示などがしてある)から見るとよく分かります。

アインシュタイン塔は内部には入れないのですが、特徴的な外観をしています。
アインシュタイン塔
正方形の煉瓦の塔の上にドームが乗ったような形をしているのです。
かなり独特な外観で非常に印象的。
外壁の煉瓦もいい味です。
作中の天文台の外観はこちら、内部は大赤道儀室のイメージでしょうか。


遠く時空を隔てた星々の世界を垣間見る天文というのはそれだけでもロマンがありますが、ここはそれに積み重なった歴史が重みを加えています。
そこは非日常の世界。長く居すぎると取り込まれてしまいます。

つづく
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深大寺界隈 ゼロヨンイチロクの旅4
国立天文台正門から出て東側へ15分ほど行ったところには神代植物公園

なかは百花乱れ咲く公園となっていて、デートらしいカップルの姿も。ただでさえ暑いのにまったく。
ほかにもピンナップ撮影みたいなこともやってましたが、もはや暑さで頭が朦朧。花どころではなく早々に深大寺門から出ました。

するとちょうど深大寺の裏手へ。
お腹もすいてきましたし、そこに店をかまえるお蕎麦屋さんへ入りました。
お蕎麦屋さん
昔はこの辺りで取れるそば粉をつかったそばが有名だったのですが、今はもうここではほとんどそば粉は取れないようです。
そうは言ってもさすがは老舗どころ。おいしいざるでございました。
そばツユはくぐらす位、ネギやワサビの香味はほんの一つまみ香りつけくらいがおすすめ。と、AYが言ってました。

深大寺裏の二件並んだ蕎麦屋の間を行くとそこには動物霊園が。そう葉茨の勤め先というか本拠地のペット霊園のモデルです。
ゼロヨンイチロクでは白いドームとなっていましたが、こちらは真ん中に立つ万霊塔という慰霊塔とそれを円状に取り囲む白い壁です。その高さ2メートル、厚さ1メートルほどの壁は内部が空洞になっていて、そこが納骨堂になっています。
葉茨を常駐させておくにはちょっと狭そう。

深大寺の裏門から境内を抜け参道側へ。こちら側はさっきよりたくさんの蕎麦屋やみやげものやなどが並んでいます。レトロな観光地といっていましたが、普通の観光地みたいに騒々しくない落ち着いた雰囲気なのです。古き良きという感じ。
深大寺参道

三鷹行きのバスはすぐそこから出ているのですが、そのバス停のところで気になる看板が。
深大寺温泉徒歩5分。
最高気温35度という炎天下の中歩いてきたため、そば屋のかき氷でクールダウンはしたもののべとべとで気持ち悪い。
足も痛いし、つかれたし。というわけで行ってみることにしました。

バス停向かいの道を入りまっすぐ。一山超える感じで5分というにはちょっと遠目かな?と思っていたら見えてきました。
その名も深大寺温泉ゆかり
となりに料理屋も併設しているみたいで、中は結構にぎわっているよう。入り口の販売機で入浴券を買います。
一日1650円、カラスの行水(一時間)1000円。
時間ももう夕方になってきましたし、まあ1時間あれば十分でしょ、と思って(一日券高いし)カラスの行水にしましたが・・・
あまかった、1時間あっという間!まず1回入って、中庭で涼みながら牛乳なんか飲んでさてもう一回ってかんじで気がついたらもう時間。
もうちょっと入っていたかった。

お湯は粘りけのあるかなり黒いお湯。疲れた体に染み渡ります。露天風呂もあるし、いろんなお風呂があるのですが実はどれもあまり代わり映えしない感じ。
内湯が一番気持ちよかったかな。とにかくいいお湯でした。

お寺に蕎麦、さらに温泉。ここには日本人の求めるものがある・・・。また来よう、蕎麦と温泉のために。
さて、温泉で疲れた体をいやしたあとは小田急バスで三鷹駅へ。一日がかりの旅もいよいよ終わりの時が近づいてきました。

長々と続けてきましたが、一応次回で終わりの予定。
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