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榊ガンパレ完結
4048674919ガンパレード・マーチ 九州奪還〈5〉 (電撃文庫)
榊 涼介

アスキーメディアワークス 2009-01-10
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ついに、榊涼介版ガンパレードマーチが今月発売の九州奪還5にて完結した。
初巻の5121小隊の日常の奥付が2001年12月となっているから、じつに7年以上になる。
しかも、元のゲームが発売されたのはその1年以上前である。
その後もそろそろ打ち止めか・・・?と何度も思わせながらもここまで続いてきたのは、原作ゲームの人気だけでなく、榊涼介の描く小説世界の魅力故だろう。
私もそろそろライトノベルもあまり読まなくなってきたが、そんな中でも数少ないシリーズ通して読み続けてきた作品だ。
私以外にもそんな人は実は多いのではないだろうか。
それだけの魅力のあるシリーズだった。

芝村的厨二病設定に引っ張られすぎず、あくまでも通常のゲームプレイで見える世界設定の範囲にとどめ、超人的になりがちな5121小隊だけでなくオリジナルのキャラクターを数多く配置することで、学兵の置かれた状況の緊張感、悲惨さをうまく出していた。
ミリタリー的な要素も適度に取り入れ、ゲーム的な設定とのバランスもうまくごまかしつつ、特に山口防衛戦以降の展開は、元のゲームのシナリオの枠を飛び出して、榊版の魅力がよく出ていたと思う。
そんなリアリティを強めた世界の中で、過酷な状況下ながら生き生きと描かれたキャラクターが、むしろガンパレード・マーチらしかった。

終わり方はちょっと物足りないが、まあこれ以上引っ張ってもリアリティの部分とガンパレードマーチ的な部分の間で無理が出てきただろう。

榊涼介さんの作品との出会いは、中学時代に読んだ秋葉原の野望だった。
コンプRPGの読者だった私は、おまけに付いていた秋葉原の野望カードゲームで友達と遊んだりもした。
オリジナルカードを付け足したり、マイルールを付けて遊んでいたのを思い出す。
もうじゅう・・・、下手すると20年近く前だよ、おい。

榊ガンパレはそれ以来でも最大のヒットシリーズだろう。
秋葉原の野望も当時流行のシミュレーションゲームのパロディー的な、歴史戦略ものだった。
そういうことを考えると、ガンパレードマーチという素材とは相性が良かったのかもしれない。

今後も榊涼介作品に期待したい。
ライトノベルの枠を出た作品の方が向いているようにも思うし、より広い分野での活躍を見てみたい。
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