このところ久しぶりに本を読めている。
特にライトノベルを結構読んだのは、久々。
せっかくなので風化しないうちに感想を。
電撃の新刊から。
なんというか、安パイすぎる。
出たら真っ先に買うもんね。
山口防衛と、九州奪還の間を補完する短編集・・・のはずだけど、あまりにもナチュラルすぎて、さて続きは?と思ってしまった。
補完とは言ってもキャラクターに焦点を当ててるわけでもなく、むしろ戦略的、政治的な穴埋めなので小説としては物足りなさが残る。
とうか、これだけ出されても困る。続きが読みたくなるじゃないか。
前巻の感想で、榊涼介にはライトノベル以外での活躍も・・・と書いたけれど、むしろライトノベルでオリジナルの現代戦架空戦記物を書いて欲しい気もしてきた。
新人賞作品。
タイムリープっぽいと聞いて買ってきた。
なるほど、後書きで作者本人もタイムリープに対するリスペクトを述べている。
恋人が死んでしまった世界の自分と、自分が死んでしまった世界の恋人が、世界を超えてつながってしまった携帯電話で情報を交換して自分を、恋人を殺した犯人を捜し出す。
平行世界を利用したの謎解きの仕方はたしかにタイムリープっぽい。
ただ、ロジカルな謎解きの部分ではタイムリープの精緻さには及ばない印象。
あっと驚く真相もなし、平行世界を利用した仕掛けもちょっと弱い、探偵役かと思われたのラメルさんの存在感も中途半端で、ミステリっぽくするためのミステリというか、がんばって丁寧にやってあるだけに作り物っぽさが目立つ。
割と真相、犯人丸わかりなので、読み解く楽しさはない。
タイムリープの理系っぽさを期待するとがっかりすると思う。
しかしそれを補ってあまりある、主人公の切ない感情描写の良さは武器ではないだろうか。
結び方も悪くなかったので、むしろそこへ向かって切なさ、喪失感を盛り上げていく構成にした方が良かったのではないだろうか。
中途半端な謎解きに足を引っ張られている感がある。
キャラクターをもっと中心に据えて描いた方が良かったのではないだろうか。
全体的に物足りなさもあるが、恋する女の子の描き方はとても好感を覚えた。
文章も書き慣れた感じで、読みやすい。
文系的な要素はとてもいい。
まあ、高畑京一郎だってデビュー作は微妙なところも多かったし、今後に期待。
電撃大賞受賞作。
これも評判がいいので買・・・と思ったが、どこにも売っていない。
軒並み売り切れである。
アマゾンも品切れ。
よっぽど売れてるのか、それとも初版が少なかったのか。
たまたま降りた与野本町駅の書店で置いてあったので何とか買えた。
んー。
それなりに面白い。
設定はありがちだけど、展開も超ありがちだけど。
会話シーンにしても、戦闘シーンにしても、恋愛?関係のドキドキシーンにしてもよく描けてる。
だからすいすい読めるし、楽しめる。
1時間くらいで読み終わるし。
私は本読むの遅いので、こんなに早く読み終わったのはすごく久しぶりだわ。
だけどなー。
なんか気持ち悪い。
主人公がいじめられっ子から、唯一得意なゲームの才能でカムバック!っていうのはいいよ?
でもそのいじめられっ子ぶりが、中途半端。
ネバーエンディングストーリーか。
その後のモテっぷりも不可解すぎる。
ねーよ。
展開はご都合主義丸出しで、まあご都合主義自体は否定しないけれど、もうちょっと自然に見せる努力はしようよ。
かといって様式美なわけでもない。
とにかく主人公に都合のいいように展開する。
ラストバトルとか、ひどい。タッくん憐れすぎる。
読み終わってもページがやたら余っているので不思議に思っていたが、めくってみてびっくり!
そう、川上稔の解説が超濃くて、むしろ本編?・・・じゃなくて。
ソードアート・オンライン電撃文庫より刊行・・・
そうか、この感覚どっかで覚えがあると思ったら、この作者はソードアート・オンラインの作者だったのか。
ソードアート・オンラインはオンライン小説の分野では人気作らしくて、私もある人に勧められて読んだことがある。
で、勧めてくれた人やファンの方には申し訳ないのだけど、私は大嫌いなのだ。
失礼な言い方を承知で言うと、きもい。
小説なんて所詮、妄想、欲望充足、ライトノベルなんて少年版ハーレクインという方もいるだろうが、私としてはもうちょっと恥じらいというか、プライドが欲しい。
ソードアート・オンラインとか、福音の少年とか(私が読んだのはエヴァ2次創作版だけど)とか、露骨すぎて私はダメ。
そういうわけで、このアクセル・ワールドも私にはあわない作品だ。